セキセイインコのオショー♂6歳

インコ

うちで1番の年長さんの「オショー」

セキセイインコの男のコです。

「コ」とか言って、

人間でいうともうオッサンの歳ですが、

私にとっては

いつまでも末っ子ボーイのオショちゃん。

出会いは勤め先のペットショップでした。

ある日、

セキセイインコの雛が10羽お店にやってきました。

みんなホワホワの綿みたいな毛を生やしていました。

この子たちは、

1週間の観察期間を経て店頭デビューしました。

そして間もなく、ある夫婦が来店しました。

夫婦は10羽の中の1羽を連れて帰りました。

その雛は体全体が黄色の羽で

目が黒いコでした。

まだ羽が全部生え揃ったわけではないので

いわゆる

”ダブルファクター”

かもしれない

という感じだったのですが、

珍しいインコだと知った途端、

「このコに決めた!」

とお迎えされたのです。

「ダブルファクター」とは

簡単に言うと単色で赤い目が多いとすれば

黒目は滅多にいない種類ということです。

実際、私が勤めていた時も

何羽かダブルファクターを見ましたが

500~800羽に1羽くらいの確率で

滅多にお目にかかることはなかったです。

そして黄色いコは稀に見ましたが

白い羽で黒目のコは

残念ながら本の中でしか見たことがありませんでした。

そして、次の週になると

また生まれて3週間のセキセイインコの雛が

お店二やってきます。

その中に「オショー」がいました。

オショーはホワ毛から少し生え揃った頃、

ダブルファクターかと思うくらい全身が黄色でした。

今では

背中と左の肩(?)手首(?)の所に緑が出ていますし

雛の時もすぐに背中に緑色が出てきて

ダブルファクターではないことは確認できました。

それでも黒い羽がほとんどなかったので

「とっても綺麗だな」

「このコもすぐにお別れなんだろうな」

と思っていました。

(ペットショップなのでずっといるわけではないんですよね)

ある日、あの時の夫婦が来店されました。

餌でも買いに来てくれたのかな?と思い

「インコちゃん元気にしていますか?」

と尋ねたところ

「インコは亡くなりました」

「今日は代わりのインコを買いに来ました」

私「・・・・・・?」

小動物が突然亡くなってしまうことは稀にあります。

原因は色々ですが

普通にご飯を食べて何の問題もなさそうコでも突然・・・

ということが本当に稀にあるのです。

その夫婦の旦那さんに詳しく聞いたところ

「握りつぶしてしまった」

ん?

え?

は?

大混乱です。

良く聞けば

さし餌をしてタオルに包んでまったりしていた所、

うっかり居眠りをしてしまい、

気づいたらインコがグッタリしていた・・・と

「死んじゃって寂しいから代わりのインコを買いに来た」

そう仰いました。

しかも前回のように

「単色で黒目のコがいい」

めまいが起こり、

怒りも沸いてきましたが

相手は一応 ”お客様”

とりあえず黄色で黒目のコはいないし、

インコちゃん亡くなったばかりですからと

その日は帰っていただきました。

絶対すぐにまた来るんだろうな・・・

嫌だな・・・と思っていた矢先、

電話が来ました。

「新しい雛はいつ入るの?」

申し訳ないが嘘ついちゃいましたね。

暫くは雛がいないみたいなんで・・・

みたいな感じで。

そしてオショーがいたグループが販売になる時

オショーは店頭に出しませんでした。

本当はダメですよね。

でも出せなかったです。

あのお客様は毎日の電話に加え、

1日おきくらいに来店もしていたので

オショーはダブルファクターではなかったし、

もうグリーンの羽も出てきてはいたのですが

黒い羽がその時は全く出ていなくて

絶対このコはあの夫婦に狙われる・・・

あの夫婦に連れ去られる!

と思ってしまったのです。

そのグループの雛たちは

オショー以外は黒い羽が多めのコが多く、

ルチノーもいなかったので

オショーは1羽で寂しいけど

バックルームで待機となりました。

その夫婦はうちの店の他にも

何件もペットショップをハシゴして、

ダブルファクターを探し回っているようでしたが、

結局ずっと見つからないままでした。

二言目には

「黒目の黄色いインコが欲しい」

「黒い羽は気持ち悪い」

「次はいつ入るんだ」

「問屋に注文しろ」

こんな言葉を投げつけられました。

もう完全にモンスター化していましたね・・・

この言葉たちを聞いた時、

絶対この夫婦にはうちの店で

二度とお迎えして欲しくないと思いました。

そして、クレーム覚悟で言いました

「亡くなったインコちゃん可哀そうでしたね、

 自分のせいで死なせたという自覚はないのですか?

うちにあなた方ご夫婦にお渡しできるインコはいません」

普通、ここまで言ったらカチンとくるとか

店長出せとか言ってくるんだけど

「あ~そう・・・」みたいな感じで

帰って行ってしまったんですよ。

なんにも伝わっていなかった・・・(泣)

本物のキチっているんだなと

人間の言葉が通じないキチに

ペット与えちゃダメだよな

見た目は大人で

会社とか勤めてるけど脳みそやべェ・・・

天然だとしてもここまで酷いと

ちょっとどうにもならなくて

体中が痒くなっていましたが、

とにかくもう来ないでと最後に言って帰ってもらいました。

でも本物ですから次の週も来てましたけどね・・・

その間にオショーはどんどん大きくなり、

ひとり餌になり、ケージに移動。

インコの雛の成長はとても早く、

そろそろ販売しなければいけないなと思いつつ

ずっと一緒にいたので愛着が沸いていました。

その頃、うちにはオカメインコと小桜インコが1羽ずついたので

2羽から3羽になるのはどうなのか、

家族の了承を得ないといけないし・・・

と、もうお迎えの事を考えていたのです( ´∀` )

だって家族の理解が一番大事ですからね!

でもなかなか

「オショーをお迎えしたい」

とは言えなかった。

そうこうしているうちに

オショーはさらに大きくなり、

お店のバックルームでの飼育でしたから

なかなかベタ慣れにすることが出来ず、

どうにも中途半端な仕上がりになってしまったんですよ(笑)

笑いごとじゃ済まされないですけど

もう、これはうちでお迎えするしかないと

家族には

「このコは悪いヤツに狙われていて

 うちで1週間かくまうことになったから!」

と今思うと素直にお迎えすると言えば良かったのですが

そんな理由をつけてオショーをお迎えしました。

1週間てあっという間で、

明日お店に帰るという日に

家族が

「うちのコになるのかい?」

とオショーに話しかけていました。

愛着が沸いたのか、

悪いヤツらから保護するという使命感なのか(笑)

オショーはただ見つめ返すだけで

何も返事はしなかったけど、

すごく寂しそうな顔をしていました。

お客さん扱いで、

なんとなく居心地が悪そうにしていたオショーですが

その日から正式にうちのコとして

一緒に暮らすことになりました。

来た当初の名前は

「キーちゃん」でした。

黄色いから。

その後、名前を決めようとなった時に

綺麗なたくあん色だったから

「たくあん」となりました。

たくあん、たくあん、たくあん、たくあん、たくあん・・・

言いづれェ・・・(´;ω;`)

「そういえば ”沢庵和尚” ていたよね」

その言葉で

彼の名前は「オショー」になりました。

オカメインコの長男 ピャピャオ

小桜インコの長女 モンちゃん

末っ子boyのオショー

末っ子で

元気元気なセキセイインコのオショー

あれから6年

お迎えした時とあまり変わらず控えめな性格で、

かなりビビりでツレが大好き。

今は年長さんですが、

私にはずっと末っ子のboyのオショー。

最近はあまり目が見えなくなってきていて、

怖いのか前より飛ばなくなったり

飛んでも行きたい所に行けなくて墜落したり

積極性がなくなってきて

とても心配ではありますが、

また少しづつ食欲も出てきて

外で楽しんだり、

新しいオモチャに興奮したり、

目が見えないなりに楽しんでいるように見えます。

いつまでも元気でいて欲しいオショー

それがお母ちゃんの願いです。

その後、あのキチ夫婦がどうなったかは知りません。

知りたくもないですよね。

オショーとの出会いは ”キチからの保護” でした。

その後、きちんと契約を交わしてお金もはらいましたよー(笑)

このブログでは一緒に暮らすインコたちの飼育風景を切り取って紹介しています。

今、鳥ちゃんと一緒に暮らしている。

これからお迎えを考えている。

前は飼っていたけど・・・

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