オカメインコちゃんと一緒に暮らしている方は
一度はなったことがあると思いますが
「オカメパニック」について書きたいと思います。
オカメパニックの原因と症状、
どのくらいの頻度で起こるのか
起こったらどうすれば良いか
怪我をした場合などについて書きたいと思います。
*初心者さんにもわかりやすく解説
小さいけど一冊あると超便利!!
オカメパニックの原因
夜中など暗い所にいる時に
突然、暴れ出してしまう症状をオカメパニックと呼びます。
はっきりとした原因はないらしく
もともと「超ビビリ」なオカメインコちゃんは
インコ(鳥類)の中でも断トツで臆病で繊細です。
個体によりパニックの原因は様々ですが
良く聞かれるのは下記のとおりです。
・光
ケージにおやすみカバーを掛けている場合が多いと思いますが
隙間から入るちょっとした光にビックリしてパニックを起こす場合があります。
突然電気を点けたり、カバーを勢い良く外したり
人間も同じですが、急に明るくなるとビックリしますね。
・揺れ
一番は「地震」ですね。
地震大国日本に住んでいると
地震はどうしても避けられない悩みです。
大きい小さいに限らず、人間が感じないちょっとした揺れも
オカメパニックの原因になります。
・音
風や雷、車の音や車のドアを閉める音、
チャイム音、掃除機など。
「野鳥の声」などに反応してパニックになるオカメちゃんもいます。
人が出す音で、くしゃみやオナラなどの破裂音だったり
手を「パンッ」と勢い良く叩いたりして
ビックリすることもあるでしょう。
・虫
例えば「蜘蛛」や「ダニ」のようなものが侵入した場合。
普段見たことがない生き物が突然現れてビックリしてしまいます。
ダニ(ワクモ)による吸血というのも良く聞きますが
このような場合もあるようです。
・自分の抜けた羽
羽繕いをしているとたまに大きな羽が抜けることがありますが
尾っぽなど長い羽が抜けて、下に落とす・・・
までは良いのですが、一瞬で異物と認識して
パニックになる・・・
うちのオカメちゃんはこのパターンが断然多いです(笑)
*オカメ好きにはたまらない一冊!
オカメパニックの症状
一度、パニックになってしまうと
我を忘れてケージの中で暴れまわります。
ケージの中は狭いですから、大きなオカメちゃんが
羽を大きく広げて暴れまわるのは大変危険です。
羽をケージに挟んでしまい怪我をしたり
ケージや止まり木に頭を打ちつけてしまって
脳震盪のような症状になってしまったり・・・
この症状になってしまうと
落ち着かせるのは非常に大変です。
だからといって、焦ってケージから出してしまうと
パニックが収まるどころかさらに酷くなる可能性もあります。
狭いケージよりも広い空間にでてしまうわけですから
危険が多くなります。
ケージの中よりも、深刻な怪我に繋がることもあるかもしれません。
頻度と予防について
頻度は個体によって違うと思いますが
「忘れた頃にパニックになる」
のがオカメパニックです。
きっかけも様々なので
「どのくらいの頻度」というのは
正直、わかりません・・・(-_-;)
予防についてもなかなか難しいところですね・・・
・光
おやすみカバーをしたらケージに光を当てない、
電気を点ける時は、良く声をかけてからにする。
・揺れ
地震は予測ができませんのでどうにもなりませんが
私がやってる予防は
「ケージを揺らして遊ぶ」です。
歌ったり口笛を吹きながらケージを揺らします。
始めはビックリしますが
「楽しいこと」として認識さえしてもらえれば
ちょっとした揺れにも耐性が取れるかと思います。
(実際、うちのオカメちゃんはこの遊びのおかげで
結構な揺れにもビックリしなくなりました)
・音
音に関しては生活音などで慣らすことができる範囲で
慣れてもらうという感じです。
窓の近くにケージを置いて野鳥を見せて慣れさせる。
急に手を叩いて大きな音を出さないようにするなど
・虫
ケージに侵入しないように心掛けたいですが
どこから入るかわかりませんからね・・・
なかなか難しいかもしれません。
小まめに掃除して消毒をします。
・自分の抜けた羽
私も何度も試したのですが、抜けた羽で遊ばせようとしても
なかなか怖がって遊びません。
中には自分の羽で遊ぶオカメちゃんもいますが
これは羽の色の違いなのでしょうか?
うちはグレーの羽なので怖く感じるのかもしれません。
白い羽だとあまり怖がらないかも・・・
とちょっと思ったりしました(笑)
起こってしまった時の処置
これはうちでやっている処置なので正解かどうかはわかりません。
対処の仕方は個体にもよりますので
一応「参考」にしてもらえたらと思います。
*夜中にパニックを起こしてしまった場合ですが
部屋は暗いですから
・いきなり電気を点けない
・ケージの近くで声を掛けない
・おやすみカバーをすぐに外さない
オカメパニックを目の当たりにすると
飼い主も結構パニックになってしまう場合があります。
第一に優先なのは「オカメちゃん」です。
とにかく落ち着いて対処しましょう。
少しずつ声を掛けているとオカメちゃんも落ち着いてきます。
長くパニックが続くオカメちゃんもいますので
焦らず待って安心させてあげましょう。
間接照明などを点けて少しずつカバーを開けていきます。
カバーを外している時も常に声を掛けます。
パニックがぶり返したらカバーを掛けて暗くします。
大丈夫だったら隙間を空けていきます。
顔を見ると落ち着くオカメちゃんもいると思いますので
落ち着いてきたらオカメちゃんの冠羽の状態を見て
全開に立っていたら冠羽が寝るまで付き合ってあげます。
出して抱っこして落ち着かせるという手段もありますが
部屋が薄暗いとパニックをぶり返して飛び回ってしまい
窓にぶつかったり危険がありますので気を付けて下さい。
怪我をしてしまったら&対策
すごく暴れるオカメちゃんは怪我をしてしまう場合もあります。
血が出ていたり、羽がだらんと落ちてしまったり
脚を引きずっていたり・・・
見た目に何もなくても胸や頭を打っている場合もあります。
夜中にパニックになることが多いので
すぐに病院やクリニックに行けません。
怪我が明らかな場合は、ケージに戻さず
プラスチックケースなどに移すことをおすすめします。
*一時的ならスタンダードタイプがおススメです。
オカメパニックは命に関わることもありますので
できるだけオカメパニックにならないように
あらかじめ工夫をしていきます。
・日没と共に部屋のカーテンを閉める
~外からの光がはいらないように隙間を作らない
・静かすぎる環境に置かない
~ラジオや音楽を小さい音でいつもつけておく
・遊びにケージの揺れを取り入れる
~ケージをあえて揺らして遊ぶことにより地震への耐性を作る
・定期的なケージの消毒
~月イチくらいで熱湯消毒をおすすめします。
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